SATOKO FUJII/MYRA MELFORD

CD “Under the Water” (2009)

四つ星 ― ダウンビート(アメリカ)
ジャズ評論家賞:トップ・ニュー・リリース―ジョン・F.ジュウド、ザ・ヴィレッジ・ヴォイス(アメリカ)
2009年度ベストCD―ウエイン・ゼード、ジャズ・トーキョー(日本)
推薦盤―オール・アバウト・ジャズ・ニューヨーク(アメリカ)
トップ25―ディヴィッド・アドラー、ジャズハウス・ダイアリーズ(アメリカ)
2009年度トップ・テンCD―ビル・バートン、WBCS91.3 (アメリカ)

「『アンダー・ザ・ウォーター』はピアノの全領域の可能性を呈示する。」–ジェームス・ヘール、ダウン・ビート(アメリカ)

「藤井とメルフォードはふたりとも地球上で最もエキサイティングな最先端ジャズの現在形だ。…『アンダー・ザ・ウォーター』は厳しい音楽だが、鋭敏でスポ ンテニアスなやりとりを評価する人には、大きな意味をもつ。」–マーク・カレスマン、イースト・ベイ・エクスプレス(アメリカ)

「ふたりの非常に聡明なミュージシャン、ダイナミックなインプロバイザー、そして恐れを知らない音の探究者。」–リチャード・カミンズ、ハートフォー ド・クーラント(アメリカ)

「両者はこの作品でピアノをあらゆる制約と予測から解放するための挑戦をしている。メロディーの代わりに、心的状況が。スイングの代わりに、高鳴りが。 (常にというわけではなく、時に。)サウンドの爆発は当たり前。だが、また、悲しいパッセージが胸をしめつけたりもする。私の耳を最も魅了するのは、藤井 が長く続く静寂の情感を創造するところだ。…お互いを押さえつけるのではなく、彼女達はお互いをさらに一歩先に進めようとする。」–チャック・グラハ ム、ジャズ・ビート(アメリカ)

「輝かしくて魅惑的―このCDは偽りなく驚異で物語る音楽をつくっている。」–ピーター・ベーツ、オーディオファイル・オーディション(アメリカ)
「どの曲でも、予測することのできない演奏が展開する中、彼女たちの内面にうごめくものが鮮やかに表出するなど、二人の卓越したフリー・インプロヴィゼー ションが堪能できる。 」—上村敏晃、CDジャーナル(日本)

「ピアノ2台の即興でも起承転結がわきまえられ、場面場面で二人の息がピッタリ合っているため、最後までスムースに聴き通せるところもいい。…..アカデ ミックを気取ったようなところなどはまったくなく、手触りは徹頭徹尾オープンだ。」
—小島智、ストレンジ・デイズ(日本)

「この作品のダイナミックレンジは、あなたのオーディオシステムを存分に鳴らすだろう。…素晴らしい作品だ。」–スチュワート・クレムスキー、 IAJRCジャーナル(アメリカ)

「さざ波をたて、ジワリと熱し、瞬時のユーモアで不意打ちする。緊迫の息は長くも、饒舌とは程遠く、互いの判別が不能なほど屹立しながら溶け合ってい る。」–松尾史朗、ミュージック・マガジン(日本)

「ソロでも一緒でも、メルフォードと藤井は、巨大なコードのクラスター、そして繊細な優美さでも、創造のマスターだ。2人は驚くような相乗作用と入り組ん だ動き全体を通して表現し、興奮の連続をつくり出す。」–グレン・アスタリア、ジャズ・レビュー.com(アメリカ)

「曲名は水のイメージを連想させるものだが、その音楽は意気揚々と主張している。…完全な即興音楽を好むファンには、この録音はそれがどうあるべきかを指 し示している。そして、フリージャズ好きには、いかにそれを勘違いしてきたかを教え諭す。」–トーマス R. エードマン、ジャズ・レビュー(アメリカ)

「たとえ音が鳴っていないときでも,藤井が放つエネルギーは,“水面下で”,早瀬のようにほとばしっている。流れと流れがぶつかり,エネルギーが相殺さ れ,浅瀬にゆったりと回流する水の渦を形作るとき,そこにバラードが出現する。…ピアニストはふたりいるが,音楽はひとつである。」–北里義之、 omba(日本)

「前回いつ、2台のピアノデュオを聴いたか思い出せないが、これは、私が今まで聴いたどれよりも素晴らしいことは確かだ。」–ブルース・リー・ギャラン ター、ダウンタウン・ミュージック・ギャラリー(アメリカ)

「ふたりの並外れた革新者が共演すると、衝撃的だ。」–ジェリー・デソウザ、オール・アバウト・ジャズ(アメリカ)

「『アンダー・ザ・ウォーター』は実にうれしい驚きだ。マイラ・メルフォードと藤井郷子のピアノデュオはこんな共演でおきて欲しい事すべてが聴ける。彼ら 感性は疑いも無く現在形だが、通常の足場となるものもクリエートし、そこからそれぞれの観点から新しい何かを見つける。『アンダー・ザ・ウォーター』は全 面的に満足させられる出会いだ。」–カート・ゴシャック、オール・アバウト・ジャズ(アメリカ)

「このふたりのインプロの伝説人物の共演とソロはあなたの探究心を満足させるものだ。心から湧き出る荒々しさが音楽の神、ミューズに誘い、その音色の旅は 宇宙が唯一の場所ではないと思わせる。」–クリス・スペクター、ミッドウエスト・レコード(アメリカ)

「インプロビゼーションの特質がこの音楽を面白くしている。“水”というテーマが楽曲を関係づけ、創意に富んだふたりのピアニスト、藤井とメルフォードが 強い印象を与える。」–カイル・オブリアン、ジャズ・ソサエティー・オブ・オレゴン(アメリカ)

「藤井の聴き応えのあるソロも含め、ふたりのソロはうまい事その個性をだしている。デュオは、片方が表情豊かに語る時、他方が低音でとどろく等、お互いを 尊重し合っている。」–マーク・セレスキー、ジャズ.com(アメリカ)

「『アンダー・ザ・ウォーター』は期待を上回る、というのをはるかに超えている。CDが終わるやいなや、またすぐに聴きたくなった。今年聴いた最高のもの だ。」–クレイグ ・P、ジャズ・コマー(アメリカ)

「ソロはどちらもとてつもなく素晴らしい、というのは予測できた。それにしても、ふたりのデュオにはノックアウトされた。…藤井とメルフォードは同心で、 驚くような同じ方向性を共有している。」–インプロバイズド(アメリカ)

「『アンダー・ザ・ウォーター』は傑出したピアノインプロビゼーションの輝くようなセッションだ。」–ケン・ワックスマン、ジャズ・ワード(カナダ)

「類は友を呼び、ふたりの不断の創造的なインプロ・ピアニストが出会った。」–ビル・バートン、シグナル・トゥ・ノイズ(アメリカ)

「最近の最もエキサイティングなピアノ作品だ。このマイラ・メルフォードと藤井郷子の共演は、緊張感があり、しばしば激情的に心に残るが、ものすごく愉快 なアルバムでもある。」–アラン・ヤング、ルシッド・カルチャー(カナダ)

「個性と想像力と創造力の最高の出会い。…藤井とメルフォードは緊迫感と誠実さを持って演奏し、互いに彼らの個性を持って反応し、印象的なサウンドで真の イマジネーションを開花させる。」–ジョーダン・リチャードソン、ブログクリティック・ミュージック(アメリカ)

「何回も真剣に聞き返すのに値する非凡なアルバムだ。あなたは、こんなに個性的な音楽を聴いた事はないだろう…。私が今まで聴いたもっとも刺激的なピアノ デュオのひとつだ。」–ディック・メトカフ、インプロビゼージャゼーション・ネーション(アメリカ)

「ここで聴ける知性と精神の融合は、見事に調和し、まるでしぶきを上げているようだ。」–D.オスカー・グルーメス、オーズ・プレース(アメリカ)

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